智歯周囲炎(Perico(ペリコ))
一般に智歯(特に下顎)の萌出するスペースが不足しているので、その萌出位置や方向に異常が生じ、歯冠周囲の隙間やポケットへ食物が圧入し歯冠周囲組織は急性や慢性炎を生じやすい。
この病態を智歯周囲炎(perico)と呼ぶ。
また、この炎症が咬筋や内側翼突筋に広がると、開口障害や嚥下障害をきたす。さらに顎下隙や側咽頭隙に広がると重篤な炎症病態となり不幸な転帰をとることもある。
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一般に智歯(特に下顎)の萌出するスペースが不足しているので、その萌出位置や方向に異常が生じ、歯冠周囲の隙間やポケットへ食物が圧入し歯冠周囲組織は急性や慢性炎を生じやすい。
この病態を智歯周囲炎(perico)と呼ぶ。
また、この炎症が咬筋や内側翼突筋に広がると、開口障害や嚥下障害をきたす。さらに顎下隙や側咽頭隙に広がると重篤な炎症病態となり不幸な転帰をとることもある。
*発育が遅れる
食べ物を十分噛み砕くことができず、栄養が充分にとれず、発育・発達が遅れたりします。また、むし歯が気になり、集中力を失い、精神的に不安定になることがあります。
*顎や顔の発育に悪影響
むし歯のために充分な咀嚼ができない結果、顎の発達がいびつになったり、ゆがみがでることがあります。
*歯ならびが悪くなる
乳歯がむし歯になると、永久歯との交替がうまくいかず、歯ならびを悪くしたり、不正咬合の原因になります。
*他の病気を併発する
歯や歯ぐきの病気は、病巣感染をおこしやすい病気の一つです。
医療法人社団優恒会松村歯科医院理事長/松村光明
東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科アレルギー外来臨床教授
日本臨床環境医学会評議員
東京医科歯科大学臨床研修施設指定医療法人社団優恒会理事長
1980年 東京医科歯科大学歯学部卒業同第2歯科補綴学教室入局
1987年 同第2歯科補綴学大学院卒業
1990年 医療法人社団優恒会松村歯科医院開設(世田谷区)
東京医科歯科大学第2歯科補綴学教室非常勤講師
1997年 日本歯科補綴学会認定医・指導医
1999年 東京医科歯科大学歯学部歯科アレルギー外来臨床教授
2003年 日本臨床環境医学会評議員
2004年 医療法人社団優恒会クローバー歯科医院開設(練馬区)
2005年 医療法人社団優恒会松村歯科医院
東京医科歯科大学臨床研修施設指定
2006年 日本審美歯科学会日本接着歯科学会