2011年9月 2日

一般に智歯(特に下顎)の萌出するスペースが不足しているので、その萌出位置や方向に異常が生じ、歯冠周囲の隙間やポケットへ食物が圧入し歯冠周囲組織は急性や慢性炎を生じやすい。
この病態を智歯周囲炎(perico)と呼ぶ。

また、この炎症が咬筋や内側翼突筋に広がると、開口障害や嚥下障害をきたす。さらに顎下隙や側咽頭隙に広がると重篤な炎症病態となり不幸な転帰をとることもある。

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