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2011年2月13日

こんにちは。勤務医の鶴岡です。今回はかぶせものについて少しお話しようと思います。

よく受ける質問として、なぜかぶせないといけないの?と思われる方がいらっしゃるようです。

虫歯でボロボロになってしまった歯の場合は不思議に思わないでしょうが、それほど大きく穴が開いたり欠けたりしているわけではないのにかぶせなくてはいけない時があります。

それは「歯の神経を取った時」です。

歯の内部の深い位置まで虫歯が進行してしまった場合神経をとらないといけなくなります。虫歯の広がり方によっては穴が小さくても中が深いことがありその場合歯の大部分はしっかり残っていることもあります。

神経の処置後、その穴のところだけ部分的につめるだけで済めばよいのですが、こういったケースでもやはりかぶせものをしていくことになります。

神経をとった歯というのは、わかりやすくいうと「枯れ木」のようなものです。
生きている木はしなやかで、簡単に折れたりしませんが、枯れ木はすぐ折れてしまいますよね?歯も一緒です。

歯の上の部分だけ欠けるのであれば修復可能なのですが、運悪く根っこまで割れてしまうと最悪その歯は抜かなければならなくなってしまいます。
また見た目も黒ずんできてしまったりということもあり、神経をとった歯はかぶせものをしていく必要があるのです。

かぶせものにはいろいろなバリエーションがあり、自分の歯とほとんど見分けのつかないくらい審美的なもの、金属を全く使わない体にやさしいものなど、

私たちの医院では患者様一人一人にとって最適な選択ができるよう、とくに多くの種類を取り扱って

います。具体的なことはまた次の機会にお話していこうと思います。                   

このように、神経をとった歯はどうしても大掛かりな治療が必要になり、それだけ治療時間・費用といった負担もふえてしまいます。

そうならないために、普段から定期的な検診を受けるよう習慣をつけていきましょう。     

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医療法人社団優恒会松村歯科医院理事長
医療法人社団優恒会松村歯科医院理事長/松村光明

東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科アレルギー外来臨床教授
日本臨床環境医学会評議員
東京医科歯科大学臨床研修施設指定医療法人社団優恒会理事長

1980年 東京医科歯科大学歯学部卒業同第2歯科補綴学教室入局
1987年 同第2歯科補綴学大学院卒業
1990年 医療法人社団優恒会松村歯科医院開設(世田谷区)
東京医科歯科大学第2歯科補綴学教室非常勤講師
1997年 日本歯科補綴学会認定医・指導医
1999年 東京医科歯科大学歯学部歯科アレルギー外来臨床教授
2003年 日本臨床環境医学会評議員
2004年 医療法人社団優恒会クローバー歯科医院開設(練馬区)
2005年 医療法人社団優恒会松村歯科医院
東京医科歯科大学臨床研修施設指定
2006年 日本審美歯科学会日本接着歯科学会