2010年4月26日 « トップへ » 2010年10月15日
2010年10月14日
予防歯科で虫歯知らずのお口に
「歯医者さんには歯が痛くなってから行けばよい」あなたはこのように思っていませんか。「予防歯科」とは、これまでの「痛くなったら治療する」という考え方とは異なり、「お口の健康を維持する」という歯科スタイルのことです。
いつまでも健康な歯であるために、当院では予防の観点から3~6ヶ月に1度の定期健診をおすすめしています。当院では歯ブラシ指導・衛生指導に重点をおき、健診では歯の検査のほか、歯肉の検査や歯のクリーニングをおこないます。健診を受けていつまでも健康な歯と歯肉を保ちましょう。
当院の予防歯科メニュー
歯周ポケットのチェック
歯周ポケットといは、歯と歯茎の間にある溝のことで、通常1~2㎜の深さがありますが、細菌が侵入して歯周病が進むと深くなります。ポケットの深さは溝の深さをプローブという器具で測定しています。これらの検査結果やレントゲン写真などをもとに歯周病の状態を検査し、必要な場合は治療をおこないます。
虫歯チェック
レントゲン写真で表からは見えない歯根や歯肉の中の状態をチェックして虫歯がないかどうか細かく検査します。当医院が使用しているデジタルレントゲンには、以前撮ったレントゲン画像と現在のレントゲン画像を比較して歯の長期間の経過観察を正確におこなうことができるというメリットがあります。
歯磨き指導
虫歯や歯周病の原因の多くがブラッシング不足です。「私は毎食後磨いているのに虫歯になってしまう」という人がいらっしゃいますが、「磨いている」のと「磨けている」のには大きな違いがあります。自分ではしっかり磨けているつもりでも歯と歯の間や奥歯の裏側、利き手側の奥歯は磨き残しが多いものです。当院では患者さんお一人お一人の、お口の状態や歯並びに合った正しい歯磨き指導をおこなっています。
PMTC(歯のクリーニング)
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは「プロフェッショナルな歯科医療従事者(歯科医師、衛生士)による器具を使ったお口のクリーニング」のことをいいます。
虫歯や歯周病の原因になるプラーク(歯垢)は普段の歯磨きでは充分に取り除くことができません。PMTCでは歯科医師・歯科衛生士が歯の表面についたプラークや沈着物を専用の医療器機を使ってクリーニングした後、プラークの付着を防ぎ、歯質を強くするフッ素塗布をおこないます。
歯のクリーニングであるPMTCはドリルを使用しないので治療のような痛みを感じることはありません。とても爽快感があり、口腔内がキレイにクリーニングされたことでお口の健康を保つ意識がより高くなります。
厚生労働省より指定された施設
当院は厚生労働省より指定された「指定研修施設」と呼ばれる歯医医院です。
指定研修施設に認定されるには、厚生労働省が定める設備、研修実績、歯科医師・衛生士数などの基準を満たすことが条件。スタッフの治療技術はもちろん、院内環境において、高い水準をクリアした医院にだけ与えられる国の認定資格です。
デジタルレントゲン
これまでのフィルムレントゲンに比べ現像が不要。撮影した画像をすぐに確認できます。レントゲン撮影後に患者さんをお待たせすることなく、検査結果をモニター上で確認しながらカウンセリングができます。また、X線の被ばく量も従来の1/4~1/10以下と少なく、小さなお子さまも安心です。
滅菌環境
オートクレーブ滅菌(高温高圧蒸気滅菌)
高圧力の蒸気で滅菌することにより、肝炎ウイルスはもちろん、ほとんどの微生物は死滅します。治療用小器具は消毒薬の入った超音波洗浄器で汚れを取った後に滅菌しております。
滅菌パック
器具は患者さんごとに交換し、滅菌処理を施します。処理後は密封した状態で管理しており、安全で清潔な状態を保ちます。また、コップやグローブなどは、使い捨て(ディスポーザブル)を徹底しております。
全国でも数少ない歯科アレルギー外来を設置した医院です
「歯科治療を受けてから、体調がどうもすぐれない」
――そんな症状でお悩みの方はいらっしゃいませんか?当院では、歯科材料が原因、もしくは誘導物質となっていると思われる疾患や症状の検査をおこない、実際の治療までをおこなっている医院。
一方で、私自身は東京医科歯科大学歯学部附属病院にある歯科アレルギー外来の臨床教授として、数多くの歯科アレルギー検査診断、治療をおこなっています。
実際のところ、全国約68,000件の歯科医院の中で、歯科材料による金属アレルギーを専門的におこなっているのは、ほんの100医院程度しかありません。
大学病院のような最先端の施設でも非常に少ない。ですから、こうした歯科アレルギーに特化した治療ができるのは、ほんの一握りのドクターというわけですね。
現在、世の中にはたくさんの歯科アレルギーの情報が出回っていますが、間違っている情報・説明が不十分な情報も少なくありません。そこで正しい歯科アレルギーの情報を提供すべく、このホームページを立ち上げました。
「自分は歯科材料によるアレルギーかも?」と感じているのなら、ぜひ一度熟読していただくことをオススメします。
幅広く歯科材料を取り揃えています
当院が常に意識しているのは、「身体に優しい治療をおこなう」ということ。
歯に入れる金属の詰め物ひとつにしても、患者さんによってはアレルギー症状があらわれる可能性があります。
ですから、院内には一般の歯科医院とは比べ物にならないほど、数多くの歯科材料を取り揃えています。
たとえば、歯を削った後に詰めるプラスチックの材料なら、7~8種類(通常は3種類程度)。詰め物などを歯に接着する歯科用セメントであれば、随時10種類以上取り揃えています。アレルギーの不安なく患者さんに安心して治療を受けていただくための当然の備えだと考えております。
いわば大学病院の分室。質の高い治療を提供します
大学病院レベルの質の高い治療環境を取り揃えているのも、当院の自慢のひとつ。デジタルレントゲン・歯科用レーザー・インプラントシステム・オペ室などの設備を院内に導入しています。
また、感染対策にも高い意識をおいており、当然使用した器具は患者さんごとに滅菌。コップやグローブなどは使い捨て(ディスポーザブル)を徹底するようにしています。まだまだ日本の臨床現場では、感染対策への意識が低いのが現状です。そのような現状のなかで、当院は最先端治療の牽引役として、リードしていければと思っています。
ただひとつ確認しておきたいのは、こうした環境もそれを操るドクターの腕と経験があってこそです。そうでなければ、せっかくの環境も意味を成しませんからね。
さきほども言いましたが現在、私は東京医科歯科大学歯学部附属病院にも週に数日勤務しています。ですから、そもそも当院は同大学病院の分室のような位置づけ。こうした環境は患者さんにとって安心できると思っています。歯のトラブルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
プロフィール
医療法人社団優恒会松村歯科医院理事長/松村光明
東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科アレルギー外来臨床教授
日本臨床環境医学会評議員
東京医科歯科大学臨床研修施設指定医療法人社団優恒会理事長
1980年 東京医科歯科大学歯学部卒業同第2歯科補綴学教室入局
1987年 同第2歯科補綴学大学院卒業
1990年 医療法人社団優恒会松村歯科医院開設(世田谷区)
東京医科歯科大学第2歯科補綴学教室非常勤講師
1997年 日本歯科補綴学会認定医・指導医
1999年 東京医科歯科大学歯学部歯科アレルギー外来臨床教授
2003年 日本臨床環境医学会評議員
2004年 医療法人社団優恒会クローバー歯科医院開設(練馬区)
2005年 医療法人社団優恒会松村歯科医院
東京医科歯科大学臨床研修施設指定
2006年 日本審美歯科学会日本接着歯科学会